不動産投資は、個人にとっては難しい


不動産投資は、個人にとっては難しい

初めて不動産投資をする時は、慎重に投資対象を見極めなければならない

まず知っておくべきことは、不動産投資は、個人にとっては難しいものです。それは、不動産投資に対する経験値が絶対的に不足しているということです。

例えば株式であれば、動かす資金が小さく、しかも流動性が高いマーケットなので、何度も売買を繰り返せます。そして、売買を繰り返しているうちに、知らず知らずのうちに経験値が高まっていきます。これは株式だけでなく、債券や投資信託、外貨など、ほかの金融商品にもあてはまることです。しかし、不動産投資の場合、1回で動かす資金が大きいだけでなく、マーケットの流動性も低いのが現実です。

もちろん、J-REAT信託や不動産関連銘柄、あるいはそれらに投資している投資信託などは、比較的手軽に売買できるものですが、それでも初めて投資する場合は、やはり経験値そのものが低いという問題があります。それだけに、初めて不動産投資をする時は、慎重に投資対象を見極めなければなりません

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金融商品とはまったく異なる要素が、将来の損益を大きく左右する

金融商品とはまったく異なる要素が、将来の損益を大きく左右する

広告などを見ると、とても魅力的な条件が記載されています。ワンルームマンション投資で年8%という利回りが提示されているケースもあります。

でも、ここで本当に8%の利回りを得ることができるかどうかを、きちっと見極める自信はありますか?不動産投資の場合は、不動産マーケットの動向だけでなく、たとえば建物の立地条件でも価値は大きく変わってきます。耐震偽装問題ではありませんが、構造がしっかりとした建物かどうかも見極めなければなりません。

不動産投資の場合、他の金融商品と異なる要素が将来の損益を大きく左右する

資産運用というと、多くの方は金融商品を中心にした運用を思い浮かべられるかと思いますが、不動産投資の場合、こうした金融商品とはまったく異なる要素が、将来の損益を大きく左右するのです。

ではどのようにしたら、「ババをひく」リスクを減らすことができるのでしょうか。

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