数カ月たってからでないと発覚は難しい


数カ月たってからでないと発覚は難しい

上がってきたリフォームの代金を見て、初めて何かがおかしいと感づく

まず、取引が成立して3ケ月目くらいまでは、その部屋の借主から定期的に家賃が払い込まれてきます。もちろん、この借主は架空の人物で、悪徳不動産業者がでっち上げたものです。

上がってきたリフォームの代金を見て、初めて何かがおかしいと感づく

顧客としてはきちっと家賃が振り込まれてくるので、一安心といったところでしょう。「これなら大丈夫、大家さん経営なんて簡単なものだ」と思っているかもしれません。そして、4ケ月目の家賃が振り込まれる前に、突如、借主がその部屋から退去してしまいます。もちろん、賃貸マンションですから、借主が代わるのは普通よくあることです。

そこで、そのマンションのオーナーである崩客は、前の借主が退去したことだし、その部屋をリフォームするべく、リフォーム業者に依頼します。そこで、上がってきたリフォームの代金を見て、初めて何かがおかしいと感づくのです。

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荒れ放題かどうかなども知らなかったの一点張り

荒れ放題かどうかなども知らなかったの一点張り

というのも、もともと荒れ放題にされていた部屋ですからリフォームするにしても莫大な金額がかかることになります。再び賃貸可能な水準にまで戻すためには、たとえばさらに200万円の貸金をつぎ込まないと難しいというレベルにまで、室内は荒れ果ててしまっているわけです。

泣き寝入りをするしか方法がない

当然、このマンションを購入した顧客は、この悪徳不動産仲介業者に文句を言いに行くでしょう。しかし、この不動産仲介業者は、借主のことまで責任は負えないなどと言って、逃げようとします。もちろん、事前に室内を見ることができないので、荒れ放題かどうかなども知らなかったの一点張り

不幸にしてこの手の物件を掴まされた大家さんは、もう泣き寝入りをするしか方法がなくなってしまいます。これがいわゆるオーナーチェンジ詐欺の実態です。

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