ローンを組んでのマンション投資は、さらに不利
極めて危険な行為
ワンルームマンション投資は、ある程度のお金があれば、一括で購入資金を支払うという手もありますが、なかにはサラリーマン大家さんを目指して、ローンを組んでワンルームマンションを購入している人もいます。
つまり、ローンの返済はあるものの、家賃収入が見込めるので、家賃収入がローンの返済額を上回っていれば、その差額を月々の収入として確保できるという考え方です。これは、正直なところ極めて危険な行為です。
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ローンの支払い金額が市場金利の動向によって変動するリスクが生じる
まず、長期のローンを組むのはよいのですが、それが銀行の変動金利型、あるいは短期の固定金利型しか選択できない場合、ローンの支払い金額が市場金利の動向によって変動するリスクが生じてきます。
もちろん、金利が低下することもあるのですが、金利が上昇したら、支払い全額は増えていく一方です。これに対して、月々の家賃収入が金利上昇に連動して増えていくかというと、難しいでしょう。
仮に引き上げることができたとしても、金利上昇に対してタイムラグが生じます。逆ザヤになってしまったら、文字通りの持ち出しになってしまいます。
さらに、長期のローンを払い終わって、名実ともにそのワンルームマンションが自分のものになったとしても、その時には、経年劣化によってマンションの資産価値がほとんどないというケースも考えられます。
こうした点を考えると、ワンルームマンション投資は、長期のローンを組んでまでおこなうほどメリットのある不動産投資とは、とてもいえないのです。
